防災対策と子育で支援に力点を置く
秦野市は、少子化対策の一環として、経済的負担を軽減することにより、出産を望む夫婦に対して、 治療を受けやすい環境づくりをするため、不妊・不育症治療費の一部助成を、新たに実施すると発表しました。
2012年度当初予算案は事業費795万円。秦野市によると、不育症治療費の助成は大和市が昨年10月から始めていますが、特定不妊治療費と併せた支援は県内初とのことです。
低い出生率が背景に
2009年の秦野市の合計特殊出生率(1人の女性が生涯に産む子供の数を示す数値)は1.14と、全国平均より低い数値となっています。
秦野市は、子育てをする両親、そして子ども達にとって優しく温かいまちにするため、思いを込めて子育て支援に取り組み、「秦野で子育てをして暮らしたい」と選択してもらえるようなまちを目指しているそうです。
「不育症治療助成」は、限度額20万円で補助率は2分の1。年1回で所得制限は730万円未満。また「特定不妊治療費助成」は、限度額5万円で1年度当たり1回限り、通算2年までで、所得制限は730万円未満となっています。
なお、神奈川県では、2004年から「特定不妊治療費助成」を行なっていますが、この制度を併用することができるそうです。

秦野市
http://www.city.hadano.kanagawa.jp/index.html秦野市 平成24年度当初予算案の概要
http://www.city.hadano.kanagawa.jp/koho/shise/koho/shichotere/documents/24-02-01.pdfご参考
平成23年度 神奈川県不妊に悩む方への特定治療支援事業(旧:特定不妊治療費助成事業)のお知らせ
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f854/ご参考:神奈川県不妊専門相談センターについて
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f851/タウンニュース
http://www.townnews.co.jp/0610/2012/03/10/138100.html