不妊治療における物理療法・理学療法の効果
「Alternative Therapies Journal」に掲載された論文より、不妊治療において特別な物理療法・理学療法を施すと妊娠確率が高まると判明した。
2002年から2011年の間、卵管閉塞、ホルモン機能障害、子宮内膜症、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)を起因とした不妊症の女性、体外受精を受ける女性1392人を対象に、不妊治療における物理療法・理学療法の効果について臨床試験を実施した。
35歳以下の女性は12ヶ月間、35歳以上の女性は6ヶ月間、療法を受けた後に体外受精を行ったところ、妊娠率の増加が認められた。さらに、療法により、子宮内膜症の女性は約43%、多嚢胞性卵巣諸侯群の女性は53%が妊娠に至ったという。
体外受精前に内臓マニピュレーション
一般的に、物理療法・理学療法とは、理学療法士・整体師・カイロプラクターによって施術が行われ、痛みの軽減と神経系の機能回復を目的とする。
不妊治療における療法は、内臓マニピュレーションを用いるという。内臓マニピュレーションは整形外科にて外傷を回復する為に受けるリハビリとは異なり、臓器や腹壁の可動力を高め、内臓機能を改善する。
内臓マニピュレーションの効果
専門家は、内臓マニピュレーションにて内臓機能が改善すると、卵巣、卵管、子宮の機能も回復すると述べている。また、ホルモンバランスが整い、妊娠しやすい体になるという。
内臓マニピュレーションをはじめ、物理療法・理学療法は個々の不妊要因や健康状態に基づき、設定される。従来の不妊治療と比べ、費用負担も少ない。
(画像はAlternative Therapies HPより)

Web Wire
http://www.webwire.com/Alternative Therapies Journal
http://alternative-therapies.com/Manual therapy
https://en.wikipedia.org/wiki/