ジャンクフードの危険性
ハーバード大学は、ヨーロッパ生殖医学会(ESHRE)の「第35回ESHRE会議」(6月23~26日、オーストリア・ウィーンで開催)にて、思春期の子供が、チップス、炭酸飲料、ピザなどのジャンクフードを日常的に食べることにより、不可逆的に精子を損傷させ、生殖能力に対して永久的に影響すると発表した。
ジャンクフードに含まれる脂質と砂糖は、精子数を低下させる。精子数は健康な精子の指標であるが、ジャンクフードにより健康な精子が減少するという。
食事、精子の質、生殖ホルモンにおける関係性
研究チームは、思春期の男性3000人程度を対象に、食事、精子の質、生殖ホルモンにおける関係性を調査した。なお、被験者は、ミリタリーサービス向けのフィットネスアセスメントを完遂した。
調査結果より、魚・鶏肉・野菜・果物および水分と栄養バランスの良い食事をとる子供は、ジャンクフードを好む子供と比べ、精子数が多くなったと報告された。
ニューヨーク大学ランゴーンヘルスのボビー・ナジャリ(Bobby Najari)博士によると、今回の研究結果は先行研究を支持し、欧米の食事は精子の質を低下させる要因になるという。
例えば、精子数に問題がある男性は、健康や食生活を意識していないと説明したうえで、精子の健康において食生活は非常に重要であると強調する。
(画像はPixabayより)

Medical Daily
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