妊娠前の母親の体重による影響
6月11日、ニューカッスル大学の研究チームは、「PLOS Medicine」にて、母親が妊娠前より肥満である場合、子供が肥満になる確率が上昇すると発表した。母親の妊娠前のBMI値は、子供の体重状態に影響を与えるという。
妊娠前の母親のBMI値と子供の体重状態における関係性
研究チームは、79文献を対象にシステマティック・レビュー(研究文献を網羅的に調査し,同質の研究をまとめたうえでバイアスを評価しながら分析・統合を行う)を行い、妊娠前の母親のBMI値と子供の体重状態を調査した。
妊娠前の母親のBMI値が肥満である場合、子供が肥満になる確率は顕著に高まった。母親のBMI値は子供の体重状態に影響を与え、母親の肥満により子供が太り過ぎ・肥満になる確率が高まることが認められた。
研究チームは、妊娠前の母親のBMI値と子供の体重状態には関連性があり、母親のBMI値が増加にするに伴い、子供の肥満確率は増すと結論付ける。同大学の二コラ・ヘスルハースト(Nicola Heslehurst)氏は、妊娠を望む女性は自身の体重状態を意識する必要があり、健康的な体重を維持したうえで妊活するように推奨する。
(画像はPixabayより)

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