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妊娠中の代謝変化は腸内細菌の変化が要因である

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妊娠中の代謝変化は腸内細菌の変化が要因である

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妊娠期における母親の腸内細菌と代謝変化
マックマスター大学の研究チームは、「The Journal of Physiology」にて、妊娠に伴い母親の腸内細菌が変化することにより、妊娠期の母親に代謝変化が生じると発表した。妊娠を機に母親の腸内細菌は腸障壁に損傷を与え、機能障害が引き起こり、結果として母親の代謝が変化するという。

先行研究では、妊娠ホルモンにより、妊娠期の母体の代謝が変化すると報告されていた。しかしながら、今回、妊娠に伴い母親の腸内微生物が変化し、母体の代謝変化が生じることが判明した。

腸内細菌
妊娠期の食事内容と腸内細菌の変化における関係性
研究チームがマウスを用いた動物モデル実験を行い、妊娠期の食事内容と腸内細菌の変化における関係性を検証した。妊娠期のマウスに6週間、高脂肪な食事を与えたところ、より障壁機能は失われ、母体循環における炎症マーカーが増加した。

合わせて、妊娠期において、母親の腸壁を通過する分子の大きさ、胎盤の発達、胎児の成長を測定した。腸は、微生物や腸の内容物が血流に混入するのを防ぐ障壁としての機能をもつ。

妊娠状態では、妊娠していない状態と比べ、腸壁を越えて血流へ混入する分子量が多いことが認められた。妊娠期における母親の代謝変化は胎盤の発達に大きく影響し、妊娠期に高脂肪な食事を摂取した場合、胎盤の酸素量は減少する。胎盤の変化は、腸を含めて胎児の成長に悪影響を与える。

研究チームは、妊娠期における腸内微生物群の変化を治療することにより、母親や胎児の健康を改善することができると期待する。

(画像はPixabayより)


外部リンク

The Physiological Society
http://www.physoc.org/


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