「不妊治療大国」の現状を掘り下げる
BuzzFeed Japan株式会社が運営するニュースサイト「BuzzFeed」で、順天堂大学浦安病院の菊地盤(きくち・いわほ)医師の連載記事が2018年7月17日(火曜日)にスタートした。
第1回目は「人生も半ばを過ぎて 不妊治療に苦しむ人が多いのはなぜ?」と題し、不妊治療大国となっている日本の現状を掘り下げている。
記事では日本産科婦人科学会にが毎年とっている生殖補助医療(体外受精)の統計を紹介。2015年には約42万4000件の体外受精が行われ、5万1000人の赤ちゃんがこの方法で生まれているという。
体外受精にかかる肉体、経済両面での負担や仕事をしながらの通院についてもふれており、通院のためのシステムを構築している企業もあるが、全国的には不十分だと指摘している。
不妊はだれにでも起こりえる身近な問題
体外受精の成功率は40代で1割を下回ってしまうといわれているが、受診することへの抵抗感や、不妊についての知識不足などから40代を過ぎてから産婦人科をおとずれる人も多いという。
菊地医師は不妊で悩む人たちに向け「だれにでも起こりえる身近な問題」であることやWHO(世界保健機関)で「治療すべき疾患」として定義されていることなどを伝え、治療をすることは後ろめたいことではないと呼びかけている。
(画像はBuzzFeedより)
(画像は順天堂大学浦安病院公式ホームページより)

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