新たな排卵日予測検査薬の開発
コペンハーゲン大学の研究チームは、排卵日予測検査薬としてホルモン検出器内蔵のチューイングガムを開発したと発表した。
チューイングガム型の排卵予測検査薬は、自宅で手軽かつ簡単に使用でき、月経周期を把握したうえで排卵日を特定できる。バイオセンサーがエストロゲン受容体、黄体形成ホルモン(LH)を測定し、エストロゲン値より排卵日を特定する。
自宅で手軽かつ簡単に排卵予測
月経周期(だいたい28日周期)では、原則的に左右の卵巣が交互に働き、排卵が起こる。卵巣は成熟した卵子1個を放出し、放出された卵子は卵管を通過して子宮に到達する。卵子の生存期間は放出後24時間程度であり、妊娠を望む場合、月経周期の計算、排卵日の特定が非常に重要になる。
月経周期は平均28日(約4週間、1ヶ月)を1サイクルとし、月経開始から約2週間で排卵が起こる。しかしながら、月によって月経周期の長さは変化し、妊娠可能期間の特定は容易でない。
チューイングガム型の排卵予測検査薬は、排卵予測検査薬の合成化合物がエストロゲン量に応じて反応し、ガムの色を変える。排卵が近づくとエストロゲンは増加するが、排卵予測においてエストロゲンの増加は重要な生理現象である。
排卵予測検査薬のチューイングガムは、エストロゲン量に基づき、色を変化させ、妊娠可能期間を視覚的に示す。使用者はガムの色より排卵の過程が分かり、排卵を予測できる。現在、研究チームは、チューイングガムの味など引き続き開発を進めている。
(画像はOvulaidより)

Ovulaid
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