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妊娠期のパラセタモール摂取と子供の行動・認知問題には因果関係がある

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妊娠期のパラセタモール摂取と子供の行動・認知問題には因果関係がある

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妊娠期のパラセタモール摂取による危険性
ブリストル大学(イギリス)の研究チームは、「Paediatric and Perinatal Epidemiology」にて、妊娠期の母親のパラセタモール(アセトアミノフェン)摂取と子供の行動・認知問題に因果関係があり、小児期における子供の行動・認知に対して潜在的有害を与えると発表した。

パラセタモールは解熱鎮痛剤であり、妊娠期に多く使用される。これまで、妊娠期のパラセタモール使用は、胎児に悪影響を及ぼすと報告されていたが、今回、妊娠期のパラセタモール摂取によって、子供の健康を損ねることが立証された。

論文主著者であるジーン・ゴールディング(Jean Golding)氏は、今回の研究結果より妊娠期のパラセタモール摂取と子供の健康問題における因果関係が強められ、妊娠期の母親に対して、鎮痛剤の服用を改めて注意を喚起する。

パラセタモール
妊娠中期のパラセタモール摂取と子供の行動・認知問題における関係性
研究チームは、6ヶ月から11歳までを対象に、妊娠中期(妊娠18~32週)のパラセタモール摂取と子供の行動・認知問題における関係性を検証した。また、17歳になるまで記憶・知能テストを実施した。

調査に伴い、イギリス・ブリストル在住の14500世帯を対象にした出生コホート調査「Avon Longitudinal Study of Parents and Children(ALSPAC)」より妊娠中期の女性に関するデータが用いられた。

研究を通して、妊娠期のパラセタモール摂取と子供の幼少期における行動障害に因果関係が認められた。妊娠期の母親がパラセタモールを含む鎮痛剤を服用した場合、誕生した子供は、42ヶ月から47ヶ月に掛けての行動調査より、多動性障害、注意欠如(欠陥)多動症などの行動問題があると報告された。

一方、子供が7、8歳に達すると、妊娠期のパラセタモール摂取と子供の行動・神経認知における関係性は確認されなかった。

研究チームは、妊娠期のパラセタモール摂取が子供の行動・認知に対して与える影響は短期的であり、小学校入学の時期には影響を及ぼさなくなると結論付けた。しかしながら、妊娠期のパラセタモール摂取は、短期的であっても、子供に悪影響を及ぼし、妊娠期の使用には注意が必要であると強調する。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

University of BRISTOL
http://bristol.ac.uk/

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