2014年、健康で妊娠しやすい生活に
アメリカの不妊治療クリニック、Fertility Centers of IllinoisのEdward Marut医師が、妊娠を目指す夫婦に向けて、やめたい10の悪い習慣について紹介した。
各項目と詳細をチェックしよう
1.タイミング法を意識する
毎日つける基礎体温表や、結果が気になる排卵検査薬に、混乱させられ、ストレスを感じている人は多いのでは?1週間に2回から4回の性交がある場合、タイミング法に効果はない。正常な月経周期であれば、妊娠可能な時期は、月経周期の第12日から第16日の5日間となっている。
2.BMI値を気にしない
肥満はホルモンの変化を引き起こし、排卵や精子の生産に影響を与え、低体重もまた、月経不順や無月経を引き起こす。理想的なBMI値は、20から25の範囲となっているが、肥満の患者の場合、5~10%程度の減量で、大幅に妊娠の可能性があがる。また、低体重であるよりは、少し肥満である方がよい。
3.ジャンクフードを食べる
加工食品や菓子類、飽和脂肪を含む食品を避け、果物、野菜、低脂肪のタンパク質を含む食事を作り、炭水化物を取り過ぎないようにしよう。炭水化物の取り過ぎは卵巣ホルモンの生産につながり、排卵の阻害や多のう胞性卵巣症候群の女性に悪影響を与える。
4.医師の診察を避ける
不妊症の基準は、35歳未満で1年間の不妊、35歳以上で半年間の不妊となっている。当てはまる場合には、すぐに診察を受けたい。正しい知識を持つことは重要で、ちょっとした変化が妊娠につながる可能性もある。
5.たばこを吸う
研究によると、喫煙者は月間の妊娠率が10~40%まで低くなり、最大13%の不妊が喫煙によるものと推測されている。1日5本のたばこで、妊娠率が低くなる。喫煙は、たばこ・大麻に限らず、男性パートナーが喫煙者の場合でも、子宮外妊娠や妊娠合併症、流産や死産と関連がある。
6.スターバックスで大きいサイズを頼む
2杯までのコーヒーは妊娠に安全とされているが、過剰摂取は避けたい。ある研究では、1日1杯以上のコーヒーを飲む女性は、そうでない女性と比べて、妊娠の可能性が2分の1になることが示された。
7.水溶性の潤滑剤を使用する
水溶性の潤滑剤は、60分間で60~100%まで、精子の運動を抑制する可能性がある。アレルギーに注意して、脂溶性の潤滑剤を選ぶことを勧めている。
8.夜更かしをする
女性の妊娠で重要な役割をするホルモンのレプチンは、睡眠が十分でないと減少することが、研究でわかっている。少なくとも毎晩7時間の睡眠を勧めている。
9.サポートを利用しない
研究によると、不妊症の女性は、ガンまたは高血圧と診断された女性や、心臓発作から回復中の女性と、同じくらいの不安と鬱状態を感じると示されている。悩みを一人で抱えこまず、パートナーやカウンセラー、サポートグループなどの利用を勧めている。
10.排卵日を重視する
排卵日以外に性交を行わない、または排卵日に複数回性交を行うなど、排卵日を重視することに意味がないと述べている。ストレスを持たないように心がけて、週に2~4回の性交を行うことを勧めている。
ストレスをためない工夫を
ほとんどの項目が、健康的な食生活と、ストレスをためないことに関連している。不安になりがちな不妊治療だが、赤ちゃんを心待ちにするワクワクを楽しんで、よりよい生活を送りたい。

PRWeb
http://www.prweb.com/Fertility Centers of Illinois
http://fcionline.com/