グルタミン酸ナトリウム
グルタミン酸ナトリウムは、いわゆる化学調味料で、うま味調味料として使われている物質です。
(画像はイメージです)
グルタミン酸ナトリウムの安全性は常に論議を呼ぶところで、動物実験では低濃度でも副作用が出ているという報告もあります。
精巣への影響としては、量が増えれば増えるほど、精子が少なくなったり、形態に以上が出たりすることがラットで確認されていました。
グルタミン酸ナトリウムと精子
そこで、「Middle East Fertility Society」に2013年に発表されたサウジアラビアの研究では、グルタミン酸ナトリウムの精巣への影響を組織学的に調べたそうです。
2ヶ月間の投与の結果、投与したグルタミン酸ナトリウムが高用量でも低容量でも、精子形成の色々なタイプの細胞が壊死を起こしたそうです。
結論として
ひとときは体に悪いとして敬遠されていたグルタミン酸ナトリウムですが、近年ではアミノ酸等などと記されてどんな加工品にも入っているのが現状です。
明らかに悪影響があるという報告で少しは状況が変わることを願いたいところですね。
編集部 C-NZ

Middle East Fertility Society
http://www.sciencedirect.com/