性交経験のある全ての女性に感染の可能性が
最近は20代後半から30代の若い女性に多いといわれている「子宮頸がん」。発見が遅れると子宮全摘出などの可能性もあり妊娠・出産の機能を失いかねないという、女性にとっては恐ろしいがんである。現役医師による医療相談がうけられるサイト「Doctors Me(ドクターズミー)」ではこの「子宮頸がん」について解説している。
記事によると「子宮頸がん」の大きな原因は、性交渉によって感染する「ヒトパピローマウイルス(Human papillomavirus:HPV)」であり、子宮頸部に異常がない女性の約10パーセントから20パーセントがHPV感染しているという。HPVは感染しても90パーセント以上の人は自然に身体からウイルスが排除されるが、排除されず長期的に感染した場合「子宮頸がん」発症につながる。
定期的な検診で予防を
「子宮頸がん」は早期発見・治療を開始すれば比較的治癒しやすいがんであるが、自覚症状がないため早期発見には定期的な検診が必要となる。検診は各自治体や婦人科の医院でうけることができ、自治体による検診の場合1000円から2000円ほどの費用がかかる。
「子宮頸がん」ワクチンの予防率は一般的に60~80パーセント。100パーセント予防できるものではないので、ワクチン接種後も定期的な検診は必要となる。また、以下のような副作用が生じる可能性があるため、事前に医師に相談し、メリットとデメリットを吟味した上でワクチンを接種するかどうか決めるよう記事ではよびかけている。
1~10パーセント未満…じんま疹、めまい、発熱など
1パーセント未満…知覚異常、しびれ感、全身の脱力、手足の痛み、腹痛など
頻度不明…手足の痛み、失神、など
(Doctors Meより)

Doctors Me
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