20代~30代の女性に多発
婦人科系疾患は増加傾向にあるが、中でも不妊の最大原因といわれている「子宮内膜症」の罹患者は推定270万人いるといわれている。株式会社ドラッグマガジンが販売している医療情報誌「ことぶき」12月号ではこの「子宮内膜症」の症状・治療について解説している。
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治療には長期を要し、再発率も高い
「子宮内膜症」は子宮内膜組織が子宮の内側以外の場所に発生する病気で、出血した血液がたまることで月経痛・腰痛などの強く持続する痛みや、肩こり・めまい・発熱などの症状を引き起こす。人によっては痛みを感じない場合もあるため、気づかぬうちに症状が進行している恐れも。
治療は薬物療法が主流
「子宮内膜症」の治療は1999年(平成11年)に「低用量ピル」が認可されたことで格段に進歩した。一般的に避妊薬として知られている「低用量ピル」であるが、子宮内膜症はもちろん、子宮体ガン・卵巣ガンのリスクを軽減したり、不妊予防の効果もあるとされている。
気になる方は早期受診を
「子宮内膜症」による症状としては、寝込んでしまう程の月経痛、性交渉時や排便時の痛みのほかに「なかなか妊娠しない」こともあげられる。記事では「気になる症状がならば、早めに専門医に相談」するよう呼びかけている。

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