乳がん
乳がんの原因は色々とわかってきていますが、ホルモンがリスクになることも多いようです。
(画像はイメージです)
ホルモンリスクは初潮が早く始まった、とか、閉経が遅かった、などの内因性のこともありますが、ピルの服用経験や、更年期障害に対するホルモン療法が原因になることもあることがわかってきています。
乳がんとIVFの関係
IVF(体外受精)においては、数種類のホルモンを使って卵子のコントロールをしますが、その、ホルモンの乳がんに対するリスクは賛否両論でした。
そこで「Human Reproduction」に2013年に発表されたスウェーデンの研究では、最新の研究8つ、155万人以上に及ぶ女性のデータをまとめたそうです。
その結果、IVFをした人と、そうでない人では、乳がんのリスクに明らかな違いは見られなかったそうです。
結論として
今回の調査で使用した研究は多くが15年間程度の調査だったため、著者らは、もっと長い期間の調査を続けていく必要がある結論づけています。
かなり大がかりな調査でも乳がんとIVFには明らかな関係性は見られなかったというのは安心材料になりますね。
これからも引き続き調査の行方を追っていきたいところです。
編集部 C-NZ

Human Reproduction
http://humupd.oxfordjournals.org/