胎児の性別選択
アメリカの雑誌、Forbesに10月21日に掲載された記事によりますと、オーストラリアで、自閉症の子供を持つ可能性が高い家族に対して、胎児の性別を選択することが出来るようになりました。
というのも、自閉症は女児に比べ4倍も男児の方が多いからです。
その条件とは
性別判断テストは、体外受精時の未着床卵に行われるそうで、自閉症の可能性が高い、というのは、二人かそれ以上の重度自閉症の男の子がすでに居る場合をさします。
オーストラリア政府のGary Geelhoed氏によれば、この問題は遺伝的に可能性が高い家族に対して今までシンプルなテスト方法がなかったが、それに対する解決法になり得る、とのことです。
問題点として
この決断は、性を選択する、という重大な問題でありますし、女の子を選んだからと言って自閉症の可能性がなくなるわけでもなく、ほかの理由から意味がないとする意見もあります。
そのため、オーストラリアでは、条件に合った人のみにこのテストを適用する、とのことです。
結論として
女児を選択することが完全な解決法になるわけではありませんが、遺伝的に次の子供もかなりの確率で自閉症になるが、どうしても子供がほしい、という場合には、一つの選択肢なのかもしれません。
編集部 C-NZ

Forbes
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