流産の診断
妊娠4回に1回の割合で流産すると言われていますが、初期の超音波検査において、しっかりとした流産を診断するガイダンスがないのが現状でした。
(画像はイメージです)
妊娠初期に問題が起こることは、精神的にかなり不安定になると言うことがわかっていますので、再検査の待ち時間はカップルにとって心配を更に増幅させることになりかねません。
流産を予測できるシステム
2013年3月「Human Reproduction」に掲載されたイギリスの研究によりますと、妊娠初期に妊娠の継続が出来るかどうか定かでない、575人の女性を対象にしたそうです。
この数学的に計算するシステムは、母親の年、出血の量、妊娠期間、卵黄嚢という袋の直径や不安定さなどを元にしたものだそう。
その結果、このシステムはとても素晴らしい成績を残し、信頼性が高い、ということがわかりました。
このシステムの利点は、個人個人の可能性についてはかれることであり、統計上のデータから推測し、即座に結果が出ることです。
結論として
超音波検査の結果、残念ながら流産の可能性もある、といわれて、次は一週間後、といわれると、一週間何も手につかない、辛くてしょうがない苦しい期間になりますよね。
すぐに結果がわかってしまうのも、心の覚悟がつきにくいかもしれませんが、精神的なことに加えて、体への負担などを考えても早くわかるに越したことはないのかもしれません。
編集部 C-NZ

Human Reproduction
http://humrep.oxfordjournals.org/