着床前診断を正しく知る
卵子の老化がクローズアップされ、不妊治療についても、人工授精や体外受精の知識はある程度周知されはじめていますが、着床前診断(ちゃくしょうぜんしんだん)についてはどうでしょうか。
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画期的な医療として、海外では1000を超える数の成功をおさめているものの、日本ではまだ馴染みのないものとなっています。神戸市の大谷レディスクリニック院長、大谷徹郎氏の著書
「はじまった着床前診断-流産をくり返さないための不妊治療」では、不妊や流産を解消する方法としての着床前診断について記しています。
生まれてくる命を育む技術
着床前診断は、体外受精した受精卵が子宮に着床して妊娠が成立する前に、受精卵の細胞の一部を採取し、染色体や遺伝子に異常がないかどうかを調べて異常がないと判定された受精卵を子宮に戻す医療技術です。これが、命の選別に繋がるのではと倫理的な指摘も少なくありません。
しかし、流産をくり返す女性や、子供を授かりたいとする女性にとっては、着床前に染色体異常を知ることは、身体的にも精神的にも大きな負担軽減になるでしょう。
著者は、染色体異常のある受精卵はほとんどが流産・死産となるので、この診断はむしろ生まれてくる命を育む技術であると考えています。
はじまった着床前診断―流産をくり返さないための不妊治療
大谷 徹郎・遠藤 直哉 (著)
目次
1部 着床前診断について知ってほしいこと
2部 患者が求める不妊治療
3部 日本でも始まった着床前診断
4部 撤廃すべき禁止の会告
5部 海外の着床前診断実施国が出した答え
(Amazonより引用)

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はじまった着床前診断―流産をくり返さないための不妊治療
http://www.amazon.co.jp/大谷産婦人科 ご案内
http://www.ivf.co.jp/guide2.html弁護士 遠藤 直哉ホームページ
http://www.naoya-endo.com/template/book_01.htm