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京大チームが精子や卵子の発生に関する3遺伝子を特定

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京大チームが精子や卵子の発生に関する3遺伝子を特定

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精子や卵子の発生に関する3遺伝子を特定
不妊症の原因究明につながる興味深い研究結果が発表された。

精子

京都大大学院医学研究科の斎藤通紀教授のチームは、受精卵の一部を取り出し、培養して作り出した万能細胞「胚性幹細胞(ES細胞)」から、精子や卵子のもとになる「始原生殖細胞」を生み出す新たな手法を開発するとともに、これまで特定されていなかった始原生殖細胞を直接誘導する遺伝子を発見したことを4日明らかにした。

同チームは、始原生殖細胞で活発に働く3種類の遺伝子(転写因子)「Blimp1」と「Prdm14」、「Tfap2c」に着目し、中でも「Prdm14」が中心的な役割を果たしていることを突き止めた。

次に、雄マウスのES細胞から、体のほぼ全ての細胞のもとになる多能性細胞集団に近い細胞を作製し、そこへ今回着目した3種類の遺伝子を入れ、8割超の高確率で生殖細胞を生み出すことに成功した。

生殖細胞の形成過程の解明に期待
この生殖細胞を不妊の雄マウスの精巣に移植すると、約10週間後に精子ができ、さらに、この精子を正常な卵子と体外受精させたところ、健常なマウスが得られたという。また、これらのマウスは正常に成長しただけでなく、子供を作る能力もあったそうだ。人工多能性幹細胞(iPS細胞)でも実現可能とみられている。生殖細胞の形成過程の解明に向けて大きく前進することが期待される。

斎藤教授らはこれまでも、刺激を与えるたんぱく質を使って、マウスのES細胞やiPS細胞から精子や卵子を作り、世界的な反響を呼んでいたが、今回、新たに発表されたES細胞に遺伝子を直接入れる方法では、生殖細胞の作製が従来の4~5倍の効率かつ短時間で作れることを証明した。

外部リンク

京都大学
http://www.kyoto-u.ac.jp/
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