男性不妊専門の岡田弘医師の著書
男性不妊を専門とする泌尿器科医の第一人者として、30年にわたり、男性不妊患者の治療にあたっている獨協医科大学越谷病院泌尿器科主任教授(医学博士)の岡田弘氏が、男性ホルモンから性の悩み、不妊治療まで、男性不妊全般について記した一般書『男を維持する「精子力」』(ブックマン社)を7月に出版し、ネットや週刊誌で取り上げられるなど、話題となっている。
画像:amazon現在、日本では、晩婚化などの影響により、不妊治療を受ける夫婦の数は年々増え続ける傾向にあり、社会問題となりつつある。NHKが「卵子の老化」についての特集を組み、アラフォー世代女性に大きな衝撃を与えたことは記憶に新しい。
WHO(世界保健機構)では、不妊の原因の半数近くが男性にもあると認定しており、もはや不妊は女性だけの問題ではなく、男性にとっても避けては通れない問題になってきているのだ。海外の研究結果などから、卵子と同様、精子にも老化があることが分かってきており、35歳あたりをピークに徐々に衰えると言われている。
男性にとっては精子力こそが大切
不妊症の原因が男女半々にもかかわらず、日本では男性不妊について記された一般書が少ない。
同書は
「第1章 知っておきたい男の健康・新常識」「第2章 健全な精神に健全な精子が宿る」「第3章 あなたの「精子力」を知ろう!(原因別男性不妊治療法)」「第4章 男性不妊という新しい社会問題」の4章構成。
精子力こそ男にとって大切なものという考えのもと、男性不妊の原因と治療法を詳しく解説しているほか、「性欲を高めたければ、プリウスよりも真っ赤なポルシェがいい?」や「ITエンジニア、金融、教師に射精障害が多い!?」などといった、一見、都市伝説のようにも思えてしまう下半身に関するうわさも医学的な観点から検証している。価格は1500円。是非とも手にしてみたい1冊だ。

オフィシャルサイト「Dr.岡田の男性不妊バイブル」
http://www.maleinfertility.jp/