不妊治療による多大な負担
不妊治療は、肉体的にも精神的にも、更には経済的にも大きな負担を伴う。金融庁が不妊治療保険の実用化に向けて動き出したが、実現はまだまだ先になりそうだ。
様々な理由から涙を飲んで子どもを諦めている夫婦も多い。そんな人たちに朗報だ。
札幌市にある不妊治療専門のセントベビークリニックで6月28日から、身体にも財布にも優しい新しい不妊治療、「天使のソフト法」が始まったのだ。
「天使のソフト法」とは?
例えば体外受精を行う際、妊娠率を上げるためにたくさんの「たまご」を作らねばならず、卵巣を刺激するために毎日注射をしなければならない。この注射だけで20万円近くがかかってしまう。
しかし、「天使のソフト卵巣刺激法」ならば、飲み薬と1日おきに打つ低単位の注射が基本となるため身体にかかる負担も少なく、注射費用も大体3万円程度に抑えられるという。
更に採卵法。一般的な採卵針は18、19ゲージの太いもので痛みを伴うために麻酔が必要不可欠だった。しかし、「天使のソフト採卵法」では、非常に細い採卵針(20~23ゲージ)を使用して、採卵するため、麻酔は不要。これだけでもかなり負担は軽減されるという。
このように、挙げればキリがないほど様々な利点があるそうだ。興味があったら、一度連絡をしてみるのもいいかも知れない。
女性にかかる負担が半減するような治療法がどんどん開発されることを祈る。

セントベビークリニック
http://www.stbaby.org