不妊治療の悩み
「不妊症」、最近ではよく聞くようになった言葉である。今や6組に1組のカップルが不妊に悩んでいると言われている。それでも、不妊に偏見は絶えない。そのため、不妊についての相談を、身近な人にすることを躊躇する傾向にある。
しかし、不妊治療には悩みがつきものだ。終わりの見えない治療。次から次へと出て行くお金。そして、治療によってすれ違って行く夫婦関係。
子どもをもうけ、家族を作って行きたい、という思いから始めた不妊治療のせいで夫婦関係が悪化し、離婚に至ってしまうケースも珍しくないのだ。
不妊体験者を支えるカウンセラー集団
不妊治療に悩む人々のために組織された「ラ・ポルテ」というカウンセラーの集団がある。
彼らは、毎月1回、平日の午後に不妊体験者のわかち合いの会「Piacere」(ピアチェーレ)
を開いている。普段話すことのできない不妊の悩みを、同じ環境の人々と分かち合うことによって解消させようという会だ。
また、「クォーレ」と称して個別相談なども受け付けている。次回は5月17日の金曜日、18時〜、19時〜、20時〜の3回だ。
開催場所は、表参道にある東京ウィメンズプラザほか、都内の公的会議室。カウンセリング料金は、初回3,000円、2回目以降は2,500円だ。
1つのことで悩み続けていると、どうしても視野が狭くなりがちだ。もし興味があったら、是非一度足を運んでみてほしい。お先真っ暗に見える治療に、光が射すかもしれない。

TEAM ラ・ポルタ
http://www.peer-net9.jp/cuore_a.html