妊娠前の健康管理、調査結果発表
アメリカでは、CDCなどが行っているHealthy People 2020という健康増進プログラムの中で、妊娠年齢にある女性の健康に、重点をおいています。
この取り組みの一環として、2003年から2010年に、50万人の18歳から44歳の女性を対象に、健康に影響を及ぼすと考えられる習慣についての調査を行いました。この調査報告は、Journal of Women's Healthに掲載されています。
飲酒喫煙の現象、インフルワクチンの普及、運動習慣
その結果、飲酒と喫煙の率が低下しており、これは妊娠、出産を考えている女性として、非常に大切な変化だと評価されました。
また、健康管理を目的とした運動習慣がある女性の割合も増えてきたそうです。
全体的な飲酒率が下がっている中で、Binge Drinkと呼ばれる、週末やパーティの時にかなり多量に飲酒するスタイルの人たちが増えているのが、気になるところだとされました。
その一方で、インフルエンザの予防摂取率がぐっと上がりました。以前はワクチンの副作用を心配する人も多くいましたが、昨今では啓蒙活動も行き届いてきて、安心して摂取できる状況になってきたと言えるでしょう。
妊活の上で、女性がきちんと健康管理を行っていることはとても重要です。アメリカに限らず、女性の健康管理のスタンダードがこの先上がっていくことが期待されます。

Women’s health before pregnancy influences health of fetus and mother-to-be: Study
http://www.news-medical.net/news/Big Improvements in Preconception Health Trends among Women of Reproductive Age Reported in Journal of Women's Health
http://www.liebertpub.com/global/pressrelease/