妊娠中の運動にこれまで知られなかった効果が
ママの運動は、お腹の赤ちゃんのため、という考え方はこれまでにもされてきました。では、赤ちゃんにどんなメリットがあるのでしょうか。
よく知られていることでは、妊娠中のお母さんの肥満やこれに伴う糖尿病などのトラブルがなくなり、早産や低出生体重児などを予防できるとされています。
血行が良くなることで、赤ちゃんがたっぷりと酸素や受け取ることもできるでしょう。
では、こんな可能性があったのは知っていましたか?
お腹の赤ちゃんが女の子だった場合、赤ちゃんの将来の妊活にメリットがあるかもしれないのです。
ブタを使った調査では、卵巣の発達状態に変化が
調査は、妊娠したブタを1日30分、週3回運動させるところから開始されました。そして、生まれてきたメスの子ブタが妊娠したときに、同じように運動させたのです。
すると、妊娠中の母親の運動によって、お腹の中の子ブタの卵巣の細胞増殖の度合いが高く、発達が良いと解釈できることが分かったのです。
卵巣の重さはさほど変わらないものの、母親に運動習慣があった場合では、細胞の増殖が目立っていました。
今後この事実が、人間にも共通するかを調査すると共に、卵巣の機能や状態を判断するのに、細胞増殖を目安にすることが妥当かどうかも検討されるそうです。

Exercise during gestation could affect future fertility
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