妊婦さんの体重管理、摂食障害を見逃さないで
妊婦さんの約25%は、体重や体型をとても気にしていることが、イギリスのメディア
Daily Mailで報道されました。
妊婦さんが体重管理をするのは、基本的に良いことと考えられていますが、調査の実態は、健康面からの体重管理方法を誤っている女性もいることを指摘しました。
絶食や吐き戻しをしている人も
イギリスでは、女性の4%が摂食障害に悩んでいるとされていますが、妊婦さんを対象に調査を行っても、やはり摂食障害が見られたのです。調査は、ロンドンの妊婦さん700人を対象にしたものです。
報告によれば、妊婦さんの14人に一人が、妊娠初期に何らかの摂食障害を抱えているというのです。絶食したり、激しすぎる運動をしたり、意図的に食べたものを吐き戻したり、下剤を多用していました。
また、12人に一人は、週に2回は、食欲をコントロールできずに食べすぎてしまうと打ち明けています。
体重の増減だけでなくライフスタイルのチェックが必要
妊婦さんの体重管理には、多くの人たちが注目していますが、体重の増加が先に挙げたような、無理な形で抑えられている妊婦さんは、発見されずにいることもあります。
例えば、故意に食べたものを吐き戻しているのに、つわりが続いていると解釈されて、摂食障害の治療がされないことなどがあります。
調査チームは、体重の増加のみに注意を払うのではなく、どのように食べているか、どのように動いて消費しているかなどの生活全体をしっかりと確認する必要があると強調しました。

A quarter of pregnant women are 'highly concerned' about their weight, with 7% suffering from eating disorders
http://www.dailymail.co.uk/health/Incidence of eating disorders in the UK: findings from the UK General Practice Research Database
http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/