現代社会と不妊
女性の社会進出と共に進む晩婚化、そして不妊。社会に出てキャリアを積むことと、妊娠・出産を同時進行することはとても難しい。
30代後半に差し掛かると、妊娠できる確率はがくんと下がる。これが、俗に言う「卵子の老化」だ。
そういった年齢と妊娠の関係は、若い女性にはあまり知られていない。あるクリニックでは、不妊治療にやってくる女性の平均年齢は38歳。卵子が老化するという事実を知り、「もっと早く知っていれば」と後悔した人も多いはずだ。
専門家による講演会
2013年2月16日、神奈川県川崎市の中原区役所において、不妊症や不育症の現状と対策について専門家が語る講演会が開催された。
講演のテーマは、「卵子の老化!?妊娠に適齢期はある?」。講演を行ったのは、聖マリアンナ医科大学病院生殖医療センター長で産婦人科の河村和弘准教授と不妊症看護認定看護師の尾形留美さん。
こういった講演は意外と身近な場所で行われている。「もっと早く知っていれば」と後悔する前に、一度足を運び、不妊や不育がどういうことなのか、現状を知ってほしい。女性にとって、人生設計を立てる上で、妊娠・出産は切っても切れないものなのだから。

タウンニュース
http://www.townnews.co.jp/0204/2013/02/15/176662.html