コーヒーを1日2杯以上飲む妊婦さんは要注意
妊婦さんがコーヒーを飲みすぎることによる、お腹の赤ちゃんの体重が増えにくいかも知れないという研究成果が発表されました。
研究はノルウェーの59,123 人の女性を対象に行われています。妊娠中にカフェインを200-300ミリグラム摂っている妊婦さんから生まれてくる赤ちゃんは、体重が軽い可能性が高いことがわかったのです。
調査に参加した女性の妊娠していないときの女性のカフェインの摂取量は126ミリグラム(中間値)、妊娠中の女性では17週で44ミリグラム、30週で62ミリグラムでした。
カフェインの摂取が1日100㎎増えるごとに小さくなる赤ちゃん
ノルウェーの赤ちゃんの出産時の平均は3600グラム。お母さんがカフェインをとる量が100ミリグラム増えるたびに、赤ちゃんの体重が最大28グラム小さくなるそうです。
WHOではカフェイン摂取の上限は300ミリグラムとされていますが、イギリスやアメリカ、そしてノルウェーなどの国では、妊婦さんのカフェイン摂取は200グラム以下にすることが推奨されています。マグカップ1杯のコーヒーにはおよそ140ミリグラムのカフェインが含まれるとされていますので、コーヒー党の妊婦さんも朝の1杯だけに絞る必要があります。
心配な要素がある以上摂らないのが一番
けれども、専門家の中には200ミリグラムよりも、もっと減らすべき、コーヒーは一切飲まないようにするべきとの意見もあります。赤ちゃんにとっての数グラムの体重の減少は、時に大きな健康上の問題になることもあると警告しています。
コーヒー以外でも、チョコレートやお茶にもカフェインが含まれるため、考えているよりもカフェインを取ってしまっている人もいるかもしれません。カフェインレス製品に置き換えるなどの工夫をして、できるだけ摂取量を減らすようにしたほうがよさそうです。

Maternal caffeine intake during pregnancy is associated with birth weight but not with gestational length
http://www.biomedcentral.com/1741-7015/11/42/abstractPregnant women urged to give up coffee
http://www.guardian.co.uk/lifeandstyle/2013/