本当はみんな、やめなくちゃって分かってる
喫煙妊婦さんの多くは、タバコをやめなければと思っています。けれども、なかなかやめることが出来ないことは、本人にとっても辛いことでしょう。
そんなときに、大切なのは、特に医療関係者がきちんとした、知識の元に禁煙のお手伝いをすること。アメリカで行われた調査では、医療関係者が喫煙妊婦さんと交わす「タバコに関する会話」がわずか47秒であることを発表し、もっときちんと話を聞いて取り組むようにしなければいけないと指摘しました。
前向きな取り組みがあったのは、わずか2割程度
調査を行なったのは、ピッツバーグ大学医学部。調査に参加した301人の妊婦さんのうち、139人が喫煙妊婦でした。98%は、検診などの度に喫煙のトピックに触れていましたが、喫煙に関するアドバイスや資料の紹介は3回の検診で1回程度。
22%が、ようやく個別にどんなことが禁煙の障害になっているかなどをきちんと分析していました。けれども、次の検診で、前の検診の時に出た禁煙への取り組みが出来たかどうかを、見直して、次の段階を検討するような系統立てた禁煙対策が行われていた妊婦さんはいませんでした。
確かに、禁煙は最後には自分が意志決定権を持ちます。けれども、妊婦さんや赤ちゃんの影響も考えて、周りからの応援がもう少し確立されても良いのではないでしょうか。

Pregnant smokers get subpar help to quit
http://www.futurity.org/health-medicine/Smoking Is Bad for Babies: Obstetric Care Providers' Use of Best Practice Smoking Cessation Counseling Techniques
http://ajhpcontents.org/doi/abs/10.4278/ajhp.110624-QUAL-265