美肌やアンチエイジングだけじゃない。
コエンザイムQ10と言えば、アンチエイジングや美肌の味方なので、なじみのある女性も多いはず。
ところが、コエンザイムQ10が男性不妊の味方にもなり得るという研究結果を報告した論文が発表され、複数の海外メディアがこのニュースを取りあげています。
飲む前と後、飲んだ人と飲まなかった人で明らかに差が
研究ではOAT症候群と診断されている男性が対象となっています。OAT症候群とは、精子の数が少ない乏精子症、精子運動性が低下している精子無力症、精子の形に異常が見られる奇形精子症などの男性不妊の状態です。
コエンザイムQ10のサプリを3ヶ月飲んだ43人と、飲まなかった人たちを比べると、サプリを飲んだ人でOAT症候群の状態が改善していました。また、サプリを飲み始める前と、3ヶ月後を比べても、改善が見られていたので、コエンザイムQ10は不妊に効果があると位置づけられました。
コエンザイムQ10の不妊への効果は数年前から認められていましたが、今回の研究でより信頼度が高まりました。
気になる摂取量は、1日200㎎。海外では、すでにサプリ会社が「不妊への効果」を大々的にうたって、製品化を進めています。

Coenzyme Q10 supplement may boost male fertility
http://www.news-medical.net/news/20130116/Effect of Coenzyme Q10 supplementation on antioxidant enzymes activity and oxidative stress of seminal plasma
http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/and.12062/abstract