排卵誘発剤 ペン型自己注射
12月24日付SankeiBizで不妊治療が特集された。厚生労働省平成23年度人口動態統計によると、出生数を母親の年齢別(5才階級)に見ると、34才以下の各階級では前年より減少していたが、35才以上の各階級では増加していた。
母親の年齢別にみた出生数(厚生労働省)
晩婚化、高齢出産が進む中、ペン型自己注射を使った排卵誘発剤が不妊治療に役立つとされている。では、ペン型自己注射とはいったいどういうものなのか。
排卵誘発剤にはいろいろなタイプがあるが、ペン型自己注射には多くのメリットがある。
時間にとらわれない
自己注射を利用することで、通院にかかる交通費や時間を節約することができる。仕事をしながら、連日通院して不妊治療をするのは大変という方には、ぴったりだ。
痛みが少ない
注射というと、針と血の印象があって警戒するが、皮下注射なので痛みが少ない。針もとても細いため、痛みをかなり軽減できる。
使い方が簡単
ペン型で、一般的な注射器とは構造から全く異なる。ダイヤルを押して、ボタンで押すだけの操作。病院によっては、使い方手順のDVDも用意されている。
意外と簡単だった、と使用者の声が多いペン型自己注射。マニュアル通りに行えば、誰もが安心して、安全に使える。通院注射に比べると、費用は割高になるが時間に余裕がない方にはおすすめだ。「注射」と思って、恐れずに一度かかりつけのお医者さんに相談してみてはどうだろう。

SankeiBiz ペン型自己注射で負担軽減
http://www.sankeibiz.jp/econome/news/厚生労働省 平成23年度人口動態統計
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/難しくない?痛くない?安全なの?「自己注射」への疑問、応援ドクターが解決します!
http://www.jineko.net/magazines/不妊治療の広場/