半数近くが正しい情報を知ってショックを受けたと回答
アメリカの不妊クリニックで、IVF(体外受精)治療の対象となった女性に行った調査で、半数近い女性が、年齢と共に妊娠率が下がる事実を知ってショックを受けたり焦ったりしたと回答したことが分かりました。
調査は2009年から2011年の間に、61人の女性に対して行われています。妊活をする前に、妊娠率と年齢についての情報を持っていましたか?不妊治療をはじめてから知ったことはなんですか?などの質問に対して、参加者が自由に回答しました。
40歳でも簡単に妊娠できると考えていた人が3人に1人
30%の人は、閉経までに少しずつ妊娠率が下がると考えていましたが、31%の人は、40歳でも特に苦労なく妊娠できると考えていました。間違った知識を持ってしまう原因として、友人同士での情報交換や、セレブの妊娠報道などが挙げられていました。
44%の人が、特に年齢が上がるほど妊娠率が急激に下がる事実そのものにショックを受けたり、それを知らずにいた自分自身に愕然としたりしています。
そして23%が、
年齢と共に妊娠しにくくなることをもっと早くに知っていたら、もっと早くに不妊治療を開始することを決心したと思う。
と回答しているのです。
不妊治療に限らず言えることですが、適切な治療は正しい理解から。不妊かもしれないと思っている人は、まず自分の持っている知識が正しいかを見直しましょう。

Today ; Fertility drop-off surprises women over 40
http://todayhealth.today.com/_news/2012/12/10/Human Reproduction ; Age shock
http://humrep.oxfordjournals.org/content/early/2012/11/30/