公明党が掲げる「新しい福祉」
野田総理の突然の宣言で行われた衆議院解散が、11月16日に実現された。ここで気になるのは、各党の動向だ。守られないといわれながらもそれぞれが独自のマニュフェストを声高に叫んでいる。
その中で、公明党の政策には一貫して“不妊治療”という言葉を入れている。現在掲げられているマニュフェストには、不妊治療や不育症への支援拡充、出産育児一時金の拡充などが盛り込まれ、“不妊大国”とも言えるこの日本の現状に沿ったものといえるだろう。
少子化問題と不妊
少子化が社会全体の問題として叫ばれて久しい。しかし、未だに保育園の待機児童問題は解消されておらず、不妊治療には民間の保険も適用されていないのが現実だ。
子育て支援のほかにも“孤独死”“いじめ”“不登校”“鬱病”など、毎日のようにニュースで取りざたされている部分にスポットを当てたマニュフェストを掲げていることがよく分かる。
やっとのことで自民党から民主党に政権が移り、何かが変わるかもしれない、という期待もむなしく、結局は野党と与党が逆転しただけのように感じる。
国会答弁を見ても、ただ野党と与党が足の引っ張り合いをしている姿ばかりが目に付く。いつの間にか、政治家に対して何も期待しなくなってしまったという人も多いだろう。
どの党がどんな政策を掲げているか、十分に確認して、投票に行きたいものだ。

公明新聞
http://www.komei.or.jp/news/detail/20121121_9679