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体外受精の新しいモニタリング方法

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体外受精の新しいモニタリング方法

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タイムラプス撮影機器「Eeva」
アメリカ食品医薬品局(FDA)は、Auxogyn社に対して、タイムラプス撮影機器「Eeva(Early Embryo Viability Assessment)」の不妊治療現場への導入を許可した。

「Eeva」は体外受精後から受精卵移植前までの間、ソフトウエアにて胚(受精卵)の成長過程をモニタリングする。このモニタリング技術に関しては、2010年にスタンフォード大学の研究者らにより開発された。

Auxogyn社はライセンス契約を交わし、この技術に基づき「Eeva」を開発し、2012年に特許を取得した。

Eeva
(画像はAuxogyn HPより)

不妊治療と「Eeva」
「Eeva」のソフトウエアは科学的・臨床的に証明された細胞分裂と比較して胚(受精卵)の成長を自動分析するので、初期の細胞分裂を記録し、細胞分裂を含め成長過程に要する時間を把握することが可能となる。

胎生学者5人による臨床試験の結果、胚盤胞達成率は胚盤胞に至らない胚(受精卵)の2.57倍、従来のモニタリング方法より53%増加したという。(胚盤胞:5日から6日目の受精卵移植可能な状態)

また、ペンシルベニアのブリン・マー病院のマイケル・グラスナー医師(Michael Glassner)は、「Eeva」によるモニタリング情報は従来の方法より明晰であり、体外受精による妊娠成功率も高まり、流産のリスクは下がったと述べている。

「Eeva」導入に向けて
Advanced Reproductive Care(ARC)最高責任者であり、内分泌科医のG・デイビット・アダムソン医師(Dr.G.David Adamson)は、「Eeve」に基づくデータより医師は成功率の高い受精卵移植を行うことが可能となり、体外受精治療が大いに発展すると考えている。

Auxogyn社最高経営責任者のリサ・ゴールドシュタイン(Lissa Goldenstein)は、アメリカ食品医薬品局(FDA)より、Eevaシステムに対して再び、許可がおりることを期待していると述べている。

なお、EU諸国ではCEマーク(基準適合マーク)を取得のうえ2012年より、カナダでは2013年より、「Eeva」の商業化が許可された。2014年4月には、ドイツ企業Merck KGaAとライセンス契約を交わした。Auxogyn社は、今年中に「Eeva」をアメリカにて販売する計画であるという。


外部リンク

BioNews
http://www.bionews.org.uk/

Auxogyn
http://www.auxogyn.com/press-release/

The Eeve Test
http://www.eevaivf.com/us/
Amazon.co.jp : Eeva に関連する商品
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