NPO法人Fineによる7回目の署名活動
不妊治療に取り組むカップルには、治療にかかる経済的な負担、社会的な理解の不足など、さまざまな負担がかかってきています。
この負担を少しでも減らそうと、不妊治療患者の支援などを行うNPO法人Fineは、2007年から署名活動、国会請願や要望書の提出を行っています。今年も4月から7回目の署名活動を再開しています。
署名の趣旨
今回の署名の趣旨は次のとおりです。
1.特定不妊治療費助成事業より給付される助成金の更なる増額と制度(条件等)の見直し
2.不妊(治療)についての社会的な理解と環境整備
(引用:NPO法人Fine「署名の趣旨」より)
1の項目については、所得制限の緩和や、一度に受けられる助成金の増額、2の項目については、「次世代育成支援対策推進法」の中に、「不妊」についても取り入れること、を提言しています。
署名に参加するには?
署名は本人直筆であれば、年齢制限などなく(未成年でも)書くことができます。署名活動に参加する方法には以下のようなものがあります。
医療施設の署名簿に署名する
全国に不妊専門の医療施設などに、署名簿があればこれに直筆で記入します。
自分で署名を集める
NPO法人Fineのホームページから、署名簿をダウンロードすれば、自分でも署名活動を周りの人々に呼びかけることが可能です。このとき、署名ポスターなどもホームページからダウンロードすることができます。集まった署名は、「署名とりまとめ書」をつけて、Fineに郵送します。
不妊治療には体力的、経済的、精神的に、取り組んでいない人にはなかなか理解されない悩みが生じることがあります。このような署名活動をきっかけに、周囲の人々にも不妊治療について考えてもらうことができるかもしれません。

NPO法人Fine
https://j-fine.jp/