不妊治療と年齢
健康生活にはコラム「不妊治療の年齢の限界と自然妊娠のボーダーラインについて自然妊娠と不妊治療の限界」が記載されている。
不妊治療に関する研究が進むにつれて、卵子の老化が不妊の原因になる事がわかってきた。
女性は年齢を重ねるにつれ、卵子やそれを作り出す卵巣の機能も低下して行く。しかし生理があるうちは妊娠する事は可能である。
当たり前のように思われている事だが、生理があっても卵子が老化してしまうと妊娠の確率はかなり低くなって行く事も確認されており、年齢が高くなるほど確率は下がっていく。
不妊治療の初期のステップでよく行われる、タイミング法で結果が出ない場合には、体外受精や人工授精といった次のステップに進む。妊娠を強く希望する人ほど、不妊治療に対する期待も高くなる。しかし体外受精でも100%妊娠できるというわけではない。
今は40代での妊娠や出産も増加しているので、40歳をこえてから不妊治療を開始する人もみえるが、35歳を過ぎたら体外受精で妊娠する確率は16%、45歳では1%以下まで下がってしまう。
体外受精でもこの確率だとすると、自然妊娠ではさらに確率は下がってしまう。
(画像はイメージです)
世界の不妊治療と日本の不妊治療
海外では日本と比べても不妊治療に対するサポートや制度は充実。例えばイギリスでは、やフランスでは、年齢制限など、いくつかの条件はあるが、不妊治療を無料で受ける事ができる。
一方日本では不妊治療には高額な費用がかかる事は周知の事実だが、不妊治療をサポートする制度は存在する。国や市町村の自治体から助成金が支給されるのだ。不妊治療に年齢制限は設定していないので生理があれば不妊治療はできるという事になる。
体の老化も不妊の原因
不妊と卵子の老化が大きく関係している事もあるが、子宮など体全体も老化していくので、染色体異常や流産や早産といったリスクも高くなってしまう事実がある。不妊治療を開始する年齢は早いほどいいと言われるのは、こういった理由も関係している。

健康生活
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