不妊症に悩むカップルは増加傾向
近年、不妊症に悩むカップルは増えつつあり、不妊症は男女の問題として認識されるようになった。妊娠に至らない要因としては、ライフスタイルの変化、ホルモンバランスの崩れ、高齢妊娠・出産、パートナーと過ごす時間の不足などが影響すると考えられる。
レインボー・ホスピタルのプリシー・レディ女医(Preethi Reddy)によると、過去20年間で7組に1組のカップルが不妊で悩み、不妊治療を受けるカップルは20%から40%まで増加したという。
(画像はRainbow Hospital HPより)
女性側の不妊要因
女性の不妊要因は、ライフスタイル(生活、仕事)に起因する。例えば、20代での妊娠・出産を希望する女性もいるが、多くは30歳以降での妊娠・出産を希望する。
働く女性の多くは自身のキャリアが最優先となるため、妊娠・出産は30歳以降となる。しかしながら、働く女性はライフスタイルや不規則な食生活によりホルモンバランスが崩れやすく、高齢になるほど妊娠・出産は難しくなるという。
男性側の不妊要因
男性の不妊要因は、アルコールやタバコの摂取量、運動不足、食生活に起因する。また、専門家はスマホ、PCなど電気機器の過度な使用時間も男性の不妊に影響を与えると指摘する。
現代社会と不妊症
不妊症の治療方法には、生殖能力を上げるために錠剤・注射の投与、体外受精などの選択肢がある。近年、体外受精にて授かった子供(試験管ベビー)の数は15%増加した。
全てにおいてQuick Fix (一時しのぎの解決策)を求め与える現代社会では、不妊症に関しても早い段階で妊娠に至らない原因を自分・パートナーの不妊症だと考え、不妊治療を受けるカップルが増加していることに一理あるという。
しかしながら、早い段階で不妊治療を開始すると不妊の要因を見誤るなど多くのリスクに直面する場合が想定される。
専門家らは、不妊は様々な要因に起因し、カップル片方(女性側だけ、男性側だけ)、あるいはカップル双方に要因があるため、適切な診断のもと不妊治療を検討すべきとの立場である。

INDIAN EXPRESS
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