肥満と生殖系
男性の肥満は不妊に関与しているかどうかの研究についてはたくさんなされていますが,近年関与しているのではないかという報告が多く見られています。
(画像はイメージです)
2014年に「Fertility and Sterility」に発表されたオーストラリアの研究では、男性側の肥満が、その子供に影響するかどうかをマウスを使って調べたそうです。
マウスは九週間にわたって高脂肪の食事を摂取したグループと普通の食事を摂取したグループに分けられ、高脂肪の食事をした方のグループは更に九週間運動をしました。
その後、雌と交尾させたとのことです。
その結果、食事の調整だけをしたグループの子供は精子の動きや、ミトコンドリアで見る精子の健康度,受精能が向上していました。
食事の調整に運動を合わせたグループではやはり子供の精子の受精能が向上していたそうです。
また、子供の肥満に関するデータも向上していました。
結論として
父親の肥満や生殖系の問題を向上させることは、子供の精子の質に関わる可能性があると筆者らは結論づけています。
編集部 C-NZ

Obese father’s metabolic state, adiposity, and reproductive capacity indicate son’s reproductive health
http://www.fertstert.org/