飲酒
低容量の飲酒が出産に悪影響を及ぼすかどうかについては、賛否両論が起こり、はっきりとはわかっていません。
(画像はイメージです)
そこで2014年に「Journal of Epidemiology & Community Health」に発表されたイギリスの研究では、妊娠中や妊娠前の飲酒と、出産時の赤ちゃんの体重や早産の有無などを調べたそうです。
飲酒と出産
1303人の妊婦を調査した結果、三分の二以上の人が妊娠前または妊娠初期に、アルコールを推奨量(一週間に二杯以内)以上摂取していました。
飲酒をしていない妊婦と比べて、妊娠前や妊娠初期に一週間に二杯以上の飲酒をしていた人は、より出産に影響があったとのことです。
一週間に二杯以内の人でさえも、飲んでいない人に比べると明らかに低体重だったり、早産だったりするリスクが高かったそうです。
結論として
妊娠初期は、アルコール摂取が胎児の発達へ及ぼす影響が一番強いことがわかりました。筆者らは、妊娠を希望する女性は、禁酒をするべきではないか、と結論づけています。
編集部 C-NZ

Maternal alcohol intake prior to and during pregnancy and risk of adverse birth outcomes: evidence from a British cohort
http://jech.bmj.com/