多のうほう性卵巣症候群
多のうほう性卵巣症候群は排卵がうまくいかないために、卵巣の中に卵胞がたまってしまい、不妊やその他の問題を起こす病気です。
(画像はイメージです)
多のうほう性卵巣症候群のある女性は、かなりの確立で肥満気味であることがわかっており、食生活と多のうほう性卵巣症候群には関係性があるのではないかといわれていました。
食生活と肥満と多のうほう性卵巣症候群の関係
そこで2014年に「Journal of Human Nutrition and Dietetics」に発表されたブラジルの研究では、食生活と肥満と多のうほう性卵巣症候群の関係を調べたそうです。
100人の多のうほう性卵巣症候群を持つ女性を調査した結果、過体重の人が30%、肥満の人が60%、そして内臓脂肪が増加している人が90%もいたそうです。
そして食生活の質が悪いと肥満(BMIと腹囲から診断)は多く見られたとのことです。
結論として
筆者らはこれらの結果より、肥満がある人は内分泌系や生殖系の機能が損なわれる可能性があるため、多のうほう性卵巣症候群を持つ患者さんには、食生活を改善するように働きかけたほうがいいのではないか、と結論付けています。
編集部 C-NZ

Poor quality diet is associated with overweight status and obesity in patients with polycystic ovary syndrome
http://onlinelibrary.wiley.com/