女性の不妊
女性の社会進出により、婚姻や出産の年代が年々遅くなっていくことが不妊のひとつの大きな原因となっています。そして女性の不妊にはいろいろな原因があります。
(画像はイメージです)
鍼治療は東洋医学で伝統的に行われてきた治療法で、不妊にも効果があるといわれてきました。
2014年に「European Journal of Integrative Medicine」に発表された香港の研究では、鍼治療と漢方治療を組み合わせた不妊治療の効果を調べたそうです。
21人のうち、西洋医学では大きな原因が見つからなかった不妊女性15人に対しては東洋医学では肝臓のよどみ、という診断がつきました。21人のうち8人は鍼のみで治療、13人は鍼と漢方治療と併用したとのことです。
2年間の治療の結果、66.7%にあたる14人が妊娠し、7人は妊娠しませんでした。全員が副作用などは見られませんでした。
結論として
これらの結果から、鍼治療は、漢方の併用ある、なしにかかわらず、不妊治療として効果があるのではないか、と筆者らは結論付けています。
体外受精での妊娠成功率は20から40%だといわれており、副作用などもありますので、鍼治療は大変効果的なのかもしれませんね。
編集部 C-NZ

A Case Series on Acupuncture Treatment for Female Infertility with some cases supplemented with Chinese Medicines
http://www.sciencedirect.com/