乳製品と精子の質
2014年に「Fertility and Sterility」に発表されたアメリカの研究では、乳製品の摂取と精子の質についての関係を調べたそうです。
(画像はイメージです)
155人の男性に被験者になってもらい、全精子数、精子濃度、精子の動き、形態、そして精子の量を調べたとのことです。
その結果、低脂肪ミルクの摂取は精子濃度と動きを増やしました。一日に一番たくさん摂取する人たち(300から約900ml弱の低脂肪乳を摂取)では、一番飲まない人たち(一日に70ml以下)に比べて精子濃度が33%高く、動きも9.3%の差がありました。
チーズの摂取は喫煙者の中では精子濃度が低いことと関係しており、たくさん摂取する人は53.2%濃度が低かったそうです。
結論として
低脂肪乳の摂取、特に低脂肪のミルクは精子濃度や動きをよくしますが、チーズの摂取は喫煙者に限って、ですが、精子濃度を下げる結果となった、と筆者らは結論づけています。
編集部 C-NZ

Dairy intake and semen quality among men attending a fertility clinic
http://www.sciencedirect.com/