「当事者」だからこそ悩み・つらさが解る
不妊の悩みは、その人特有のものが多く、その内容は心理的不安・仕事との両立によるストレス・経済的不安など多岐にわたる。孤立しがちな不妊当事者をサポートするためにNPO法人Fineが養成しているのが「ピア・カウンセラー」だ。
ピア・カウンセラーの「ピア」は、仲間という意味。相談者と同じ当事者(経験者)として話を聞き、心のささえになる立場となる。相談者と同じ悩みを経験してきたピア・カウンセラーの存在は相談者にとっては「悩みの対処法・つきあい方を学んだモデル」にもなりうる。
カウンセラーを目指す人のための講座も
NPO法人Fineでは、ピア・カウンセラーによる電話相談・面接カウンセリングのほかに、ピア・カウンセラーの養成講座も行っている。講師はカウンセリングの専門家が担当、eラーニングにより全国どこからでも受講可能だ。1講座からでも受講でき、一部コース以外は不妊体験者以外でも受講できるため、医療従事者や不妊当事者の家族で受講する人も多い。

NPO法人Fine カウンセリング事業
http://j-fine.jpNPO法人Fine主催 ピア・カウンセラー養成講座
http://j-fine.jp/e-pia/