糖尿病と不妊
糖尿病の結果として生殖系の異常や不妊が起こるのは男性ではまれなことではありません。
(画像はイメージです)
現在までに出ている報告によると、糖尿病がある間は、酸化ストレスが精巣に様々な問題を起こすのではないか、とのことです。
そこで2014年に「Protoplasma」に発表されたインドの研究では、ラットを使って、糖尿病が引き起こした精巣の酸化ストレスへ対するアシュワガンダの影響を調べたそうです。
アシュワガンダとは、インドに自生するなす科の木で、様々な効能があると言われています。
アシュワガンダと精巣の状態
その結果、実験的に糖尿病を起こしたラットでは、酷い高脂血症と精巣の大きさの減少が起こり、活性酸素過酸化脂質の増加とともに抗酸化作用は少なくなりました。
けれどもアシュワガンダを摂取したラットは、精巣内の様々な酵素の働きが活発化したそうです。
結論として
アシュワガンダは糖尿病が引き起こした精巣の機能異常を向上させる可能性がある、と筆者らは結論づけています。
編集部 C-NZ

Oral supplementation of standardized extract of Withania somnifera protects against diabetes-induced testicular oxidative impairments in prepubertal rats
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