男の妊活の事実
8組に1組が不妊に悩んでいると言われる不妊大国の日本……このような背景を受け、フジテレビの朝の情報番組「とくダネ」の10月30日付の放送では「”妊活”する男のホンネ…」と題した特集が組まれ、同日に発売された週刊SPA!の特集『「男の妊活」シリアス白書』を中心に紹介した。
同誌では、不妊治療中の男女100人(30~45歳)にアンケートを実施したところ、妊活の公表について「誰にも言えない」という回答が男性の1位になっていることや、「妊活を始めたきっかけ」について、大多数が「妻発信」であることなどが挙げられている。
さらに、不妊治療にこれまで費やした金額についても触れており、保険が効かない自費診療扱いであることや、助成金制度の根本的な問題から、2~3割が100万円以上の大台を突破していることなども明らかになった。
不妊の原因の半分は男性
このほかにも、妊活経験のある著名人や医師によるアドバイスも掲載しており、恵比寿つじクリニックの辻祐治院長によると
「不妊の原因の50%は男性。加齢で精子のクオリティは下がり、運動率の低下などにつながると」
指摘している。
同誌は、20~40代のサラリーマンを中心に、お金にまつわる話や巷をにぎわすちょっとダークなネタを取り上げる雑誌としての印象が強い。それゆえ、今回のような男性目線の「不妊」問題を扱った企画は、不妊が女性だけの問題ではなく、いつ自分にふりかかってもおかしくはない、切実な社会問題であるということを裏付けた結果なのではないだろうか?

とくダネ
http://blog.fujitv.co.jp/tokudane/D20121030.htmlSPA!
http://nikkan-spa.jp/320151