少子化問題と不妊
少子化が大きな社会的な問題として叫ばれて久しい。仕事を持ち、社会に出ることで生きがいを得る女性も多い中で、自ら望んで子どもを持たない選択をする女性も増えている。
その反面、子どもが欲しくても授かることが出来ない人も多い。
現代社会において、子どもを産み育てることは決して“当たり前”のことではないのだ。
しかし、仕事に生きがいを見出し、キャリアを積み、年齢を重ね、いつの間にか自然に子どもを授かることが難しい年齢になっていた、というのも良く聞く話。
そんな人たちのためにも、“不妊治療”という選択肢があるのだが、保険が効かないその治療に、経済的にも精神的にも追い詰められてしまう夫婦も多い。
つまり、少子化が大きな問題だと叫びながら、それを解決するための保障が整っていないのが現状だ。
三重県津市の取り組み
三重県津市では、2013年度から5年間の基本的な行政目標などを市議会全員協議会で示した。その大きな1つの軸として、子育て支援対策が盛り込まれていると、毎日新聞で紹介されている。
その中には、幼保一体型こども園、民間保育所の施設整備や不妊治療費への助成などが入っている。
現在、待機児童も大きな問題となっている。保育所の整備はその解消も繋がり、それに加え、不妊治療に対する助成金。
子育て支援としては必要不可欠なものばかりだ。こういった取り組みが、全国に広がっていけばいい。

毎日新聞
http://mainichi.jp/area/mie/news/