扁桃炎の悪化で不妊に?
ニージニイ・タギル出身のリュドミラは、結婚して間もなく、扁桃炎の悪化により子どもが産めなくなるかもしれない、という医師からの宣告を受けた。そのため、夫妻は双子を養子として迎え入れた。
しかしそのわずか1年後、リュドミラは娘レーナを出産することになる。その後更に3人の女児を産んだ。数年後、ブロニコフ夫妻は私設孤児院を設立し、現在夫妻は8人の子供を養育しているという。
不妊宣告を乗り越えて
日本国内では、今、約6組に1組の夫婦が不妊に悩んでいるといわれている。もちろん世界的に見ても、不妊は避けられない問題となっている。
これは、女性の社会進出と共に晩婚化が進み、1組の夫婦が授かる命が少なくなったことも大きな理由だろう。
しかしそれとは別に、元々子どもを授かれない体質の人や、リュドミラのように病気のために不妊になってしまうケースも多い。
2012年11月14日、リュドミラ、ミハイル・ブロニコフ夫妻は結婚40周年を祝う「ルビー婚式」を挙げ、そこには27人の子供、親類、養子たちが集まった。
不妊を宣告されても、希望を捨てなければ、こんな幸せな日を迎えられるのかも知れない。

The Voice of Russia
http://japanese.ruvr.ru/2012_11_05/