母親のグルテンアレルギーが起因
2012年6月1日付、アメリカインターネット情報サイトPsychiarty Onlineによると、スウェーデンのカロリンスカ研究所の研究員らの調査により、
グルテンアレルギーの母親から生まれた子どもは、統合失調症などの精神障害を発症する確率が約2倍であることが分かった。
グルテンアレルギーとは?
グルテンは、小麦、大麦、ライ麦などの穀物の胚乳から生成されるタンパク質の一種。グルテンアレルギーは、これらの小麦、大麦などの穀物を口に入れた瞬間に反応が起き、血圧低下や呼吸困難、意識消失などを引き起こす。
牛乳と精神障害の関連性は無い
Karlsson氏らは、母親の血中に含まれる、グルテンを構成するタンパク質、グリアジンと、牛乳に含まれるタンパク質、カゼインを調査。結果、
グリアジンの抗体値が高い母親から生まれた子どもは、統合失調症などの精神障害を発症する確率が通常の約1.7倍を上回ることが分かった。また、
牛乳を構成しているカゼインについては、精神障害との関連性は認められなかった。

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