妊娠中の高血圧は、子どものIQを低下させる
10月4日付、イギリスのBBCインターネットニュースサイトによると、
妊娠中の高血圧が、その子どもの将来に渡った知能の低下に、影響を及ぼすことが、フィンランドの専門家らの研究により判明した。
子どもの将来に渡り影響
フィンランドにあるヘルシンキ大学のKatri Raikonen氏らは、約400人の男性を対象に、その男性らが20歳の時点と、成長して69歳になった時点の2度にわたり、認識能力テスト(IQテスト)を実施。結果、その
男性らの母親が妊娠していた際に、高血圧であった人ほど、IQテストの結果が低いことが判明。また、
49年後という長い年月を経過した後においては、さらにIQ数値が大幅に低下していることが分かった。
生活習慣を見直しましょう
妊娠中に血圧が高いと、その子宮内の状態が変わり、結果、胎児の成長に悪影響を及ぼす可能性が、専門家らにより、従来より指摘されている。子どもだけでなく、自身のためにも生活習慣を見直しましょう。(渡邉充代)

BBC
http://www.bbc.co.uk/news/health-19814302