ビタミンとミネラルが中高年男性の精子の質を向上させる
8月28日付、米医療系情報サイトbabycenterによると、
ある複数のビタミンとミネラルを多く含んだ食事が、中高年男性の精子のDNAの質の改善と深い関わり合いがあることが研究者らの調査により判明した。
若返りに効果あり!DNA欠陥率が2割も改善
米バークレー国立研究所のAndy Wyrobek氏らは、22歳から80歳までの健康な男性80人の精子を調査。結果、ビタミンC、ビタミンE、亜鉛、葉酸を日常的に多く摂取している45歳以上男性は、これらのビタミン、ミネラルの摂取量が少ない男性と比べて、
精子のDNA欠陥率が20%も低いことが分かった。しかも、日常的にこの特定ミネラル、ビタミンを定められた容量を守って摂取していた44歳以上の男性は、
破損したDNAを持つ精子の数において、若年層とほぼ同等であることが分かった。
若年層の精子との関連性は不明
しかし一方で、
若年層の男性の場合、ビタミンC、ビタミンE、亜鉛、葉酸を多く摂取することは、その精子のDNAの質の改善と、深い関わり合いは見受けられなかった。妊活男性の予防策として期待
内閣府の発表によると、2010年度での日本人の平均初婚年齢は男性が30.5歳、女性が28.8歳となっている。また、35歳を超えてから父親になる男性の数も増加傾向にある。加齢とともに、精子のDNA損傷数が上昇していくことは宿命だが、妊活中の男性の方々には、今回の結果を是非、予防策につなげて欲しい。(渡邉充代)

babycenter
http://www.babycenter.com/