妊娠初期には欠かせないビタミン
埼玉県坂戸市で行われている「坂戸市葉酸プロジェクト」がBSジャパンのテレビ番組「地球★アステク」で紹介され、話題を呼んでいる。
葉酸はブロッコリーやほうれん草などの緑黄色野菜やレバーに多く含まれているビタミンB群の一種で、脳卒中や心筋梗塞の予防に良いとされ、妊娠初期時に胎児が正常に発育するために重要なビタミンである。
特に、妊娠期や授乳期のお母さんには欠かせない栄養素として知られ、タンパク質や細胞新生に重要な役割を担ってるため、厚生労働省が定めている食事摂取基準では、妊婦は1日480マイクログラムの摂取が推奨されている。
食品100gに含まれる量の目安は、アスパラガス180マイクログラム、えだまめ260マイクログラム、ブロッコリー120マイクログラム、ほうれん草110マイクログラム、いちご90マイクログラム。
葉酸の摂取をサポート
坂戸市では女子栄養大学と協働で、地元産の野菜から、「葉酸」を市民に1日400μg摂取してもらう運動を進めている。
食品に含まれる葉酸は、比較的体内で吸収されにくいことから、1日当たり摂取推奨量240マイクログラムに対し、400マイクログラムの摂取を提唱し、ポスターや冊子などを使って、地元産の野菜と含まれる葉酸量を紹介し食生活の改善の啓発を進めている。
ほかにも、葉酸を強化した食品開発を行い、葉酸入りパン「さかど葉酸ブレッド」やレトルトカレー、うどん、ドレッシング、などの拡大を支援している。
また、さかど「葉酸いただきmap」を開設し、坂戸市商工会が、市内の葉酸メニューや商品の取扱店を紹介も行なっている。

坂戸市ホームページ
http://www.city.sakado.lg.jp/9,2863,91.htmlさかど「葉酸いただきmap」
http://www.sakado-yousan.com/