赤ちゃんの名付けには音の法則があった!
6月13日付けのANI(インドを拠点に世界へ情報を発信しているメディア)によると、米ペニンシュラ大学のJonah Berger博士らが、赤ちゃんの名前、音楽や映画のタイトルなどで流行した名前には、その名付けの過程で、1つの法則があることを提唱した。
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Jonah Berger博士は語る。
「我々研究員らは、文化の進化の過程に、非常に興味を持っている。ひょっとしたら、来年に流行る名前を予測できるかもしれない。赤ちゃんの名付けや、音楽や映画のタイトルには流行りがあるけど、なぜその名前が流行ったかの理由については、ほとんど知られていない。」
音の法則とは?
Jonah Berger博士らは、1882年から2006年までに生まれた赤ちゃんの名前を調査した。その数は7000件を上回り、それらの名前を他の語と区別するのに必要な音素レベルにまで分解した。例えば、"Karen"という名前は、"K EH R AH N"といった具合だ。どの年も、音素が他の音素と比べられて決められており、その年に流行った音素とその年に流行った名前には、必ず相互関係があった。
また、赤ちゃんの名付けで流行った名前は、流行った年の前年に、流行った名前の音素が、必ず他の何らかの名前で使われ、巷での使用頻度が高かったことが分かった。
音素で次の流行りが決まる
例えば、2005年にアメリカを襲った大型のハリケーン、カトリーナ(Katrina)は、全米中でテレビやラジオ、インターネットなどを通じて、繰り返し報道された。この翌年に、一番多かった名前は、KarenやKatie、Carl、 Katrinaなどで、どれもハリケーンのKatrinaと同じ、Kの音素からはじまっていた。
名前の流行りは一見、偶然であるように思える。しかしそうではなく、人気の背景には、音素の法則が隠されていたのだ。(編集部翻訳担当 渡邉充代)

Medindia
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