決断するその前に……
ライフスタイルに関する情報をまとめたウェブサイト「boldsky」が、6月11日に「体外受精に挑戦する前にチェックしておきたい5つの項目」という記事を掲載しました。
最近は、海外セレブなどが体外受精に挑戦中というニュースをよく見かけます。そのため、「不妊なら、体外受精をすればいい」とシンプルに思い込んでしまいがちなのですが、そこまで単純な話ではありません。
体外受精は、とても複雑でお金のかかる方法です。他にも挑戦できる治療方法があるのに、最初から体外受精を勧めてくる医師もいるとのこと。体外受精に挑戦すると決断する前に、自分でチェックしておくべき項目を知っておきましょう。
チェックしておきたい5つの項目
1:自然妊娠に取り組んでいる期間はどれぐらいですか?自然妊娠に取り組んでいる期間が2年以下の場合、まだ体外受精に挑戦するのは賢明ではありません。あなたの卵管が詰まっていることや、パートナーの精子が少ないことなどがすでに判明しているのでない限り、少なくとも2年間は自然妊娠に取り組むべきです。
2:あなたは何歳ですか?もしあなたが20代なら、すぐに決断しなくても、まだまだ対策を考える時間はあります。不妊に関する問題が出てくるのは、30代の頃です。もしあなたが30代後半以上ならば、すぐに何らかの決断をしなければならないでしょう。
3:卵管閉塞の症状がありますか?女性が体外受精治療を受けることになる原因の多くは、卵管閉塞です。しかし、卵管閉塞の解決方法は体外受精だけではありません。医療が発展した現在、手術で治療することも可能なのです。卵管閉塞を治療する方法について、医師と話し合ってみましょう。
4:卵子の健康状態はどうですか?卵子は生まれたときから体内にあり、毎月1つずつ成熟します。そのため、もしあなたが40歳なら、あなたの卵子も40歳ということになり、自然妊娠が困難な場合があります。また、あなたが血友病などの遺伝子疾患の保因者であれば、体外受精が推奨されます。
5:人工授精を検討しましたか?体外受精と人工授精は、名前は似ていてもまったく別の方法です。体外受精に比べて、人工授精のほうが簡単で低コストとなります。体外受精に挑戦する前に、人工授精治療が可能かどうか、医師に相談してみましょう。
体外受精は最後の手段
体外受精は、最後の手段として残しておくべきものです。他の治療方法をいくつか試して、それでもどうしても成功しなければ、体外受精に挑戦してみましょう。
「不妊=体外受精」ではないということですね。医師に体外受精を勧められたとしても、すぐに決断せず、他に試せる治療方法がないかどうか調べてみるようにしたいものです。

When To Go For IVF Treatment?
http://www.boldsky.com/pregnancy-parenting/